船体
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仮組みしてみました。 勘合はなかなかスムーズです。 今回は初めてのマモリ社のキットですが、 図面はフリーハンドの部分が多く、これで正確なのかな?という感じです。 キールとフレームはすべて切り抜いてありますが手作業の様で、図面と合わないところや左右対称でないところがかなりあります。 |
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キールを図面とあわせてみました。 図面のシアーラインとキールの切断線が合いません。 図面を信用することにしてキールを修正します。 |
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キールのシアーラインの低いところに板を継ぎ足したところです。 |
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フレームは方眼紙に写し取り、裏返してあわせて、凹んでいるところに板を張ってゆきます。左右非対称の所がかなりあります。 スリットは、キールに組み付けてシアーラインがぴったり合うように深さを調節します。 |
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15ミリ厚のベニヤに6ミリ角の角材を2本打ち付けてキールをはさみます。 単に角材をキールに押し付けて釘で止めただけで案外簡単に固定できました。 |
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主甲板は1.5ミリのマホガニーで、かなり固い板なので正確なのではないかと思いましたが、キールのスリットと合わせてみると見事に狂っていました。 |
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甲板側をヤスリで修正すると、こんな具合に隙間が出来ました。 甲板材を貼るから良いということの様です。 |
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船首甲板をぬるま湯に漬けて曲げようとしました。1時間ほど漬けてあげて見ると合板の口が開いていました。あわててボンドを注入し接着。 合板を曲げるときは注意が必要だと思いました。 |
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フレームの端面を、外板にピッタリくっつく様に削ります。 フレームの下端に、外板の食い込む溝を掘ります。場所によって食い込む角度が違うため、溝の角度も変えるべきかと思いましたが、45度が彫りやすいので、外板のほうをあわせることにしました。 まだ、フレームは接着していません。 |
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船尾側です。 船尾の後ろ側の形がわかりません。 図面とキットの材料のカットが合わないのと、見取り図も合いません。立体的に形がわかるのは見取り図しかないため、これを基本に成型するつもりです。 |
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この見取り図が頼りです。 |
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見取り図を頼りに、ブロック材を削ります。 ブロック材は、キットのものは硬くて削りにくかったので、別に購入した工作材を使用しました。 後ろから2番目のフレームはどう見ても2ミリ後ろ過ぎて、外板がキールの端に収まらないため2ミリ前に移動しました。・・フレームを接着していなくて良かった・・ |
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やっとフレームを接着。 乾いて見てみると、フレームの外形線が出すぎているのや引っ込みすぎのものがあり、また修正です。 マストの入り穴にマストを入れてみて、角度を調整してから両サイドから適当な板で押さえます。 |
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甲板の下張り板は1.6ミリもある合板を使っています。 甲板にフックを接着する場合には補強をしなくても良い利点はありますが、フレームに沿わせてシアーラインとキャンバーラインを出すのが大変です。 とりあえず甲板に霧吹きをして曲げ癖をつけようと思います。 |
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いよいよ外板を貼ろうと、下張りのライムウッド1.5×5ミリを水に漬けて、半田ごてで熱するいつもの方法で曲げては見たものの、船首の曲げが10分くらい半田ごてであぶっても曲がりそうにありません。 今まで作ったカティーのようなクリッパーやヨットとは違い、曲がりが半端ではありません。 とたんに自信喪失。急遽、船首と船尾に有り合わせの木でフィラーを入れることに決定。 これなら少々曲がりが不十分でも接着剤をフィラーに付けて押さえ込めば何とかなるでしょう。 船尾のフィラーです。 あまった外板材を使用しました。 |
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これは船主側のフィラーです。 キットにはフィラーなしの説明ですが、慣れた方はフィラー無しで貼ることが出来るのでしょうか? |
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やっと外板貼りにこぎつけました。 |
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問題の箇所です。 外板は半日水に漬けたものを根気良く半田ごてで炙ると何とか曲がりました。 |
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下からも貼ります。 |
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船尾の最後の曲げが極端で曲げにくく、端末の処理もうまくいきません。 |
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下からも貼っていますが、完成写真を見ると上から貼り下ろした船が揃ってきれいに出ているため、出来るだけ上からの貼り下ろしを頑張りました。 |
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上から貼り下ろすと、船首のカーブに張った板の段差がだんだん大きくなってきました。 この段差をなくすには、板を幅方向へ大きく曲げなければなりません。 しかしここまでが限度です。 |
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最後の隙間を埋めます。 |
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甲板以下を貼れたところで、内側のコーキングをします。今回は、手元に無かったのでガーゼを使わず、木工ボンドを厚めに塗っただけにしました。 |
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外板は貼れましたが、特に船首部分はでこぼこが激しく、後でヤスリで削ると、穴が開く恐れもあるところは、 さらに上から板を貼っておきました。 |
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ブルワークの板2枚を貼ったところです。 ここで甲板を先につけておかないといけないことに気づき、バウスプリットの取り付け確認後前後、甲板を整形して接着。 主甲板は2分割して貼りました。 |
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一応、外板貼りは完成です。 |
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