リギング

リギングの準備です。
甲板上に固定される滑車をアイボルトに取り付けます。
アイボルトは0.5ミリの真鍮で作ります。
甲板に下穴を開けて、瞬間接着剤を付けたアイボルトを差し込みます。
キットにはベージュの糸が0.8・0.4・0.25の3種入っていましたが、静索には同じ太さの黒糸を購入し使いました。
ボブステイのロープを取り付けて、すのこを接着します
ヤードにあらかじめ滑車を取り付けておきます。
結び目はボンドで固めます。
ロワーヤードに滑車を取り付けました。
キットの図面には無かったのですが、フートロープを取り付けることにしました。0.5ミリの黒糸で作ります。
フォアーとロアーヤードの準備が終わりました。
全てのヤードにフートロープと滑車を取り付けました。
ハリヤードがキャップの上を通って下に導かれるようなので、貫通穴と上にロープを沿わせる溝を作成しました。
ただ、この部分は実際このようになっているかはわかりません。
バウスプリットの滑車の準備です。
この当たりの細かい取り付け方は図面にも手持ちの書籍にも詳しくは載っていなかったので適当に考えたところもあります。
メインとフォアマストにステイを固定するのに、やはりストッパーが必要と思いありあわせの材料で作りました。
ヤードにも左右にずれないように、スリングクリートという物を付ける必要があり、これも後から付けました。
大事故発生です。

船に出来上がったマストを立てて机の上に置いていたのですが、船から2メートル上の本棚の、重さ2Kgの辞典を取る際に手を滑らせ落としてしまいました。
本はミズンマストを3分割し、手すりを押しつぶし、展示台を割って落ちました。
船体が無傷だったのを見て、船体の構造の頑丈さに感心しました。
幸い修理は木工ボンドだけで完了しました。

マストにあらかじめ滑車を付けたり、開けるべき穴は開けておきます。
マストの準備がほぼ終わりました。
ガフとブームの準備です。
マストに取り付ける際のパレルはビーズを百均で購入。糸の端は最後に結び目をつけます。
根元の部分に0.1ミリの銅板でバンドを巻きます。
ブームが下に落ちるのを支える方法が良くわかりません。
本によると、どうも支えがあるようなんですが形が分かりません。
板を三日月状に整形して作ってみました。
ホームページを調べてメールで質問し、教えていただき左のように作ってみました。
ステイのロープを作ります。
1ミリのロープにミシン糸でサービングしました。
いよいよミズンロアマストのシュラウドからです。アマティーの0.75ミリのロープを使いました。
銅線2本を半田付けして、デッドアイの間隔を一定にする治具を作りました。
ところが不精して1個しか作らなかった為、その都度外してシュラウドの長さを決めることになり、結果的に長さが不ぞろいになりました。

この時点でデッドアイの下でシュラウドと接するところにボンドを塗り、仮止めのクリップを外しても移動しないように止めます。
仮止めを外して、ミシン糸の黒で3箇所縛り、水に薄めたボンドで固定します。
ランヤードは0.5ミリの黒糸です。
クリップで仮止めしていますが、仮止めしなくても結構緩みません。
ランヤードは左右1本ずつ対象にくみ上げます。
写真はランヤードの端をシュラウドに結んでしまっていますが、仮組みの段階でミズンマストの前後左右の倒れをチエックする必要があります。

結果はデッドアイがあまりにも不揃いであった為やり直しました。
やり直し後の写真です。
ステイの上端に輪を作って、それの引っかかりの為のマウスといわれるこぶを作ります。テーパー状の紙を接着して整形しミシン糸で巻きます。
こんな風に取り付けました。
マウスの大きさとか位置は試行錯誤で作りました。
シュラウドとステイを仮に張った状態でミズンマストのたおれを確認します。
メインマストのシュラウドに掛かっています。
ミズンマストのときの失敗に懲りて、シュラウド12本分の位置決め治具を作りました。これもまた不精をして、銅線をコの字に曲げたもので代用した為、デッドアイが回転し苦労しました。
前方から仮にステイを張り、メインマストの角度を確認しています。
ミズンマストのステイを張り終りました。
治具を12個作った割にはデッドアイの位置が不揃いですが、これ以上は出来ないとあきらめます。
メインマストの時にデッドアイの位置が不ぞろいであった原因が判りました。
コの字の治具の長さがばらついていました。早速修正し仮止めして(左写真)さらに修正して高さがそろうようにしました。
ステイの滑車にミシン糸を巻くとき、このようにして滑車を引っ張って巻きました。
肩の凝る作業です。
シュラウドを貼り終えました。
フトックシュラウドを張るため、デッドアイにロープで引っかけを作ります。
この部分は、本当はフトックプレートという金属の部品のようですが、キットには付属していない為このようにしました。
12個作ります。
トップに取りつけ、トップを接着します。
ところが真横から見ると、デッドアイの位置が少し前に寄り過ぎています。
この位置は、最初からトップの板に切り欠いてあったもので、全く信用していました。
微妙なところですが、修正も難しいのでこのまま行きます。
真鍮線0.5ミリで引っかけを作りロープを取り付けてフトックシュラウドを作ります。12本作りました。
引っ掛けには黒つや消しで塗装です。
フトックスティープ(0.7ミリ真鍮)は瞬間で止めておきます。
フトックシュラウドを取り付けてみると、またまたまずいことが・・・
デッドアイの輪とシュラウドの引っ掛けが長すぎて半分以上を占めます。
ラットラインが張れません。
そこで、せっかく作ったものを(左側)短く作り直す(右側)ことにしました。
なさけなや。
リギング2へ続きます
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