マスト

シュラウド留め金具を取り付けます。
舷側に開けた下穴に、真鍮釘を挿入して金具を抑えています。
瞬間接着剤は真鍮釘に付けただけで、塗装が汚れるため金具には付けません。
なんとか持つでしょう。
ブームは三角形の材料からやすりで削りだします。
根元側にブームヒンジをつけます。
これも短く切った真鍮釘で瞬間接着固定です。
ヒンジには固定穴が開けられており、修正しても図面より下側にしか取り付けられません。
ブームコントロールアームは真鍮線材を曲げて取り付けます。
ブームの上には帆布固定用の真鍮棒を取り付けます。
以前、船体の項で作ったマストの続きを加工します。先ずサンドペーパー#240で仕上げます。
マストに、アイボルトとクロスツリーを取り付ける穴を加工します。
クロスツリーは、船体進行方向に対して直角に取り付ける必要がります。基準となる角度を確認するため、マストのスリットに木片を差し込みました。
これを基準にドリルで1.5ミリの穴を加工します。
アイボルトの穴は0.5ミリで、スリットの底に開けます。貫通させないで開けるのは難しいため、貫通した穴は木工パテで埋めます。
銅のアイボルトは瞬間接着剤で付きにくいので、やすりで表面を荒らしました。
基準に対して直角を確認しながら、木工ボンドでクロスツリー(銅パイプ製)を接着します。
直角が出ていないときは穴を修正して、ガタを作り、その範囲で角度を修正します。
基準に対してほぼ直角が出ていることを確認します。
後で分かったことですが、基準の角度が船体の進行方向とずれていることが分かりました。
そのためマストの取り付け角度を修正しました。
(瞬間接着剤で肉盛りし、やすりで削る方法です)
クロスツリーの先端にアイボルトを付けることになっていますが、アイボルトの太さが0.5ミリで、クロスツリーの穴の大きさが1ミリでがたがたです。
先ずクロスツリーの穴に爪楊枝を削って差し込み、穴を埋めます(写真)。
次に改めて0.5ミリの穴を開けて、アイボルトを差込み、接着します。
マストとブームを塗装します。
金属部分には金属用サフェーサーを塗り、プラカラーのつや消しの白を4回塗った後艶ありの白を1回塗り、板艶に仕上げました。
出来たマストとブームを船体に仮止めすると、こんな感じです。